お知らせ

  • 神無月のおたより

  • 2025.10.03

  • 今年の秋は、涼しくなったかと思えば急に暑さが戻ったりと、夏と秋がせめぎ合うような日々が続いています。それでも朝夕に吹く風は心地よく、秋の気配を感じる頃となりました。いよいよ錦秋の季節の到来です。

    10月の和風月名は、「神無月」。神無月の由来はとても有名なので、ご存じの方も多いかと思います。日本各地の神々が出雲の国に行ってしまって留守になることから、「神がいない月」すなわち神無月となりました。ちなみに出雲の国では10月は「神在月(かみありつき)」というそうです。

    さて、10月8日は二十四節気の「寒露」にあたります。寒露とは、草木に冷たい露が降りる頃という意味。稲刈りをはじめとする秋の農産物が収穫され、冬支度を始める頃でもあります。そんな秋のお茶うけにおすすめなのが、たむらの「お団子」です。
    たむら自慢の団子づくりは、早朝から始まります。野沢温泉村産の新粉を用い、手作業で1本1本丁寧に串に刺して焼き上げた団子は、焦がすことで米本来の甘みを引き出します。みたらし餡は、善光寺のお膝元に蔵を構える三原屋の桶火入れの濃口醤油をベースに、本みりん、酒、砂糖、そして片栗粉のみ。焼き上がった団子を黄金色に輝くみたらし餡にたっぷりとくぐらせれば完成です。「あんだんご」のこし餡は、団子専用に炊いたもの。団子が見えなくなるくらいにたっぷりとつけるのがたむら流で、お客様にご好評をいただいています。
    毎朝職人が仕込み、焼き上げ、店頭に並ぶ団子は、夕方になると固くなります。それこそが、本物の証。どうぞ買ったその日のうちにお楽しみください。

    また、秋といえば「食欲の秋」でもあります。この秋の一押しは、たむら自慢のどら焼きにエアレーションしたカルピスバターをたっぷりと挟んだ、その名も「カルピスバターのあんバタどら焼き」。カルピスバターは雑味のないクリーミーな味わいで、いわゆるバターとは風味もくちどけも全く違います。大納言を使用したたむら自慢の餡との相性も抜群。今まで体験したことのない軽さと絶妙な美味しさを、ぜひ一度、ご堪能ください。本店では毎日数量限定にてご提供いたします。ながの東急店では毎週金曜日のみの限定発売となりますのでご注意ください。

    このほか、秋の深まりとともに「すいーとポテト」や「いもようかん」も店頭に並びます。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

    店主